夏詣 natsumoude とは

 

 我々日本人は大晦日に「年越しの大祓」で一年の罪穢れを祓い清め、翌日の元日は新しい年に始まりとして、

その年の平穏を願い神社・仏閣に詣でる「初詣」を行います。
その始まりから6 ヶ月、同じく罪穢れを祓い清める「夏越しの大祓」を経て、過ぎし半年の無事を感謝し来る

半年の更なる平穏を願うべく、年の半分の節目として、7 月1 日以降にも神社・仏閣に詣でます。
この新たな習慣を「夏詣」と称して、我が国の守り伝えるべき風習となるよう、共に育てていきたいと思います。

 

夏詣  Natsu-Mode
It is Japanese tradition to visit a shrine on New Year’s Eve to purify one’s mind and soul before beginning a new year. On New Year’s Day, one will visit the shrine once again praying for a peaceful and healthy year, and this act is called Hatsu-Mode (literally translated as, the First Worship).
Natsu means summertime in Japanese so Natsu-Mode is the Summertime Worship. With half a year gone by, one will visit the Shrine again at the end of June to cleanse their sins they have accumulated through the first half of the year, and make another visit in the beginning of July to pray for peace and health for the second half of the year.

 

平成29 年(2017年)6 月30 日(金)及び 7月1 日(土)〜7 日(金)の7日間
会場:浅草神社「三社様」東京都台東区浅草2-3-1
[連動拠点]
浅草富士浅間神社「浅草のお富士さん」(浅草神社兼務社)東京都台東区浅草55--33--22
浅草観音裏全域

*******************趣旨******************


  我が国に新しい習慣をつくりましょう!

2020 年、東京にオリンピック・パラリンピックの招致が決まりました。
それに先立ち、富士山の世界文化遺産、そして和食の世界無形文化遺産への登録がなされました。

世界から日本への新たな支持・評価・注目の高まりが、より確かなものになってきています。
いずれも我々の先祖から永きに亘り引き継ぎ、大切にしてきた 自然と信仰や日々の暮らしの中で培ってきた生活の有り様が、

後世に残すべき日本独自の遺産として認められたのです。


お正月三が日に神社・仏閣に初詣された人々は約11 億人(警視庁発表)とされています。
神社では12 月31 日の大晦日に「年越しの大祓」が斎行され、翌元日から初詣として参拝者をお迎えします。
身を祓い清め、過ぎし一年に感謝し、来る一年に願いを込める。私たちの暮らしの原点であり、この国で暮らす我々日本人には、こうした伝統・文化・風習、そして四季折々の暮らしの中で培ってきた習慣が連綿と受け継がれてきました。
そして正月元日から数えておよそ180 日余の6月30 日、神社では「夏越しの大祓」が粛々と斎行されています。年末の大祓と同様に、半年の間に知らず知らずに犯した罪や心身の穢れを祓い清め、清浄な本来に戻る為の神事です。
しかしながら、明けて翌日の7 月1 日、富士山の山開きでもあるこの日からお参りする習慣はありません。
さらに7月7 日は七夕の日。


実はこの日、「七夕飾り」ばかりでなく、古く江戸時代には「井戸洗い」の行事が行われ、神社のみならず江戸城内、各藩江戸屋敷、そして市民が暮らす長屋町において、各々の井戸の水が一斉に汲み替えられていました。井戸を洗い清め、塩や酒を盛り、藁蛇を祀る。
先祖の帰り来る道を浄めると共に、私たちの暮らしの「清潔」がそうして守り続けてこられたのです。
また長屋では井戸洗いを手伝った店子たちに、その清められた水で素麺が振る舞われていました。「水」がいのちの源、暮らしの始まりが「水」であること、それが今日まで受け継がれ、世界から目が向けられ始めた我が国の価値観として認識されるに至っています。
本実行委員会では、この6 月30 日の「夏越しの大祓」を経て、迎える7 月7日の「七夕の日」迄を我が国の風習を見つめ直す機会として広く捉え、新しいニッポンの習慣づくりとして呼び掛けて参りたいと存じます。


一年半ば、ニッポンは夏の季節を迎えます。初詣の晴れ着を浴衣に替えて、年越しそばに代わりて「夏越しそうめん」を食し、富士山をはじめとする山岳信仰の元に、半年の無事に感謝し、残り半年の平穏を祈るべく神社・仏閣を詣でる。
ニッポンの新しい習慣、『夏詣(なつもうで)』。
この習慣を江戸下町から日本全国津々浦々に広めるべく、古来より守り受け継がれてきた生活習慣や行事を生きる力の源と尊び、我々日本人の夏の新たな古き良き風習として根付かせていきます。